ダイキン工業とCI、重要な森林を守るために世界規模の連携へ

5/12/2014

​4億5千万円 (450万米ドル) の事業により、6カ国で

東京/米国バージニア州アーリントン  本日、コンサベーション・インターナショナル(CI)ダイキン工業株式会社は、これまでのパートナーシップを、今後数年間にわたり世界の6つの重要な森林生態系地域を守る事業に拡大することをお知らせします。
 
CIと日本を代表する空調機器製造販売会社であるダイキン工業によるこの新たな試みは、森林保全と環境教育活動に焦点を当て、地球規模での持続可能な人々の暮らしを推進することにより、二酸化炭素(CO2)排出量を削減し、人間の健やかな生活ために重要な、地球上の森林地域を守ることを目指します。
 
このCIとのパートナーシップは、本日大阪で発表された、ダイキン工業創業90周年記念社会貢献事業「“空気をはぐくむ森”プロジェクト」の一環です。本事業を通じて、省エネ空調機器の製造大手、ダイキンは、1,100万ヘクタールに及ぶ、“自然のエアコン”とも言える世界の森林を守ります。
 
ダイキンはこの事業に、今後10年間で45千万円の支援を行い、人々の健やかな生活にとっても非常に重要な世界の6つの森林地域の保全に取り組みます。これら世界の6つの森林地域は、CIが気候変動の影響の緩和や自然資源の保全に焦点を当て、様々な活動に取り組んできた地域でもあります。
 
ダイキンとCIのパートナーシップは2008年に開始し、インドネシアのグヌングデ・パングランゴ国立公園において、地域の重要な水源地や固有の野生動植物を守るために、再植林事業に取り組んできました。現在も継続中のこのプロジェクトは、「グリーンウォール(緑の壁)」プロジェクトと呼ばれ、これまでに300ヘクタールの土地に約12万の自生種の木を植えられました。こうした再植林事業は、グヌングデ・パングランゴおよびグヌンハリム・サラク両国立公園をまたぐ地域 (総称ゲデパハラ) を水源とする約3000万人の暮らしに必要不可欠な飲用・生活用水を守ることに貢献します。
 
CIジャパン代表理事の日比保史は、「今回、ダイキンがこれまでCIと実施してきたインドネシアでのプロジェクトを高く評価し、森林保全プロジェクトを世界規模に拡大する決定をされたことを、大変光栄に思います。今後もこれらの森林保全活動の成功のために力を合わせ、またその結果として、世界中すべての人々と、特にこれらの森林とともに暮らす人々のために、健康な地球環境を維持していくことを目指します」と述べました。
 
今ある森林を守り、またすでに森林が破壊されている場所に再植林を推進することは、清潔で継続的な水流保全や気候の安定など、人々が暮らす上で緊急に必要とする、様々な持続可能な便益を提供します。気候変動の要因となっているCO2排出量の多くはは、森林破壊活動に起因し、森林の伐採や焼失によりCO2が大気中に放出されています。こうした活動は、人為的な温室効果ガス排出総量のうちの11パーセントを占め、これはすべての車両による総排出量に匹敵します。
 
CIアジア太平洋フィールド部門のシニア・バイス・プレジデント、デイヴィッド・エメットは、「ダイキンが、森林保全活動をこのように広範な世界規模に拡大することを決定したことに感銘を受けています。大変先駆的であり、他の多くのアジア企業にも、こうしたリーダーシップをもっと発揮して欲しいと思います。こうした支援は、業界の代表的な企業が、地球の自然資源を守ることに対する責任感を持った際の行動力を示す、模範例です」と述べました。
 
ダイキンとCIの保全事業は、国連生物多様性条約の愛知目標 (生物多様性戦略計画2011-2020及び愛知目標) の趣旨とも合致しています。愛知目標は、2010年に名古屋で採択された20の革新的な目標で、世界の失われつつある生態系システムを2020年までに15パーセント回復することを目指しています。
 
ダイキン工業代表取締役会長兼CEOの井上礼之は、「今回の複数年にわたる合意は、私たちがCIとインドネシアで築き上げた成功を、世界規模に展開する機会となります。ダイキンは長期的に持続可能な結果を生み出すイニシアチブを支援し、人々の幸福を支える環境や資源を守る貢献を続けることが重要と考えています」と述べました。
 
重要な森林
 
ダイキンのCIへの支援は、ブラジル、カンボジア、中国、インド (CIパートナーと協働)、インドネシア、そしてリベリアで実施されているCIのプログラムを通じて、自然資源を守り現地コミュニティの人々の生活の質を向上させる、持続可能なイニシアティブを促進するものです。6つの地域のうちの5つは、「生物多様性ホットスポット」と呼ばれる、多数の固有種の生息地でありながら、地球上で最も危機に瀕している地域に位置しています。
 
ブラジル:アマゾン原生自然地域において、ダイキンはCIブラジルのアマパ生物多様性コリドーでの活動を支援し、インフラ投資による負の影響を回避するための統合的な開発計画と導入に貢献します。
 
カンボジア:10年以上にわたり、CIは生物多様性ホットスポットである中央カルダモン森林保護区の保全のため、政府やコミュニティと協働しています。ダイキンの支援により、CIは、東南アジア最大級の手つかずの熱帯雨林で、かつ最も森林減少の低い地域のひとつである、この保護区の保全活動を継続していきます。さらに、ダイキンによる支援を通じたCIのイニシアティブは、現地コミュニティに対し、森林破壊の主要因となる非持続可能な農業以外での収入源を確保するため、樹脂や籐、エコツーリズムなどの代替生計手段を提供します。
 
中国:ダイキンの貢献は、CI中国が中国南西山岳地帯ホットスポットにて実施する、貴重な森林の保全に対する現地コミュニティの理解と保全活動への参画を促進するための、アグロフォレストリー手法の導入を支援します。森林と農業技術の組み合わせ、より多様で生産性に富み、収益性と持続可能性の高い土地利用システムを構築します。中国南西山岳地帯は、世界で最も固有種の豊富な温暖植物相を含み、ゴールデンモンキー、ジャイアントパンダやレッサーパンダなど、多くの種の生息域です。
 
インド:著しい人口増加の圧力に直面するインドでは、西ガーツ地方の森林地帯が木材や農地需要による劇的な影響を受けています。このインド北西ガーツ生物多様性ホットスポットで、CIとダイキンは今回、、600ヘクタールの森林保全の目標を掲げました。特に森林破壊が進んでいる主要地域の周辺部を優先的に保全し、かつ現地コミュニティに対する持続可能な自然資源利用に関する環境教育を通じて、経済機会を創出します。こうした方法は、現地コミュニティに対し、当該地域での違法伐採を阻止するための森林保全法の遵守の促進や、生態系システムサービスと持続可能な生計との関係への理解を深めるためにも効果的です。
 
インドネシア:ダイキンは、CIによるインドネシアのジャワ島、グヌングデ・パングランゴ国立公園における活動への支援も継続していきます。継続中の再植林活動と平行して、農家の人々がより良い価格設定を行うことができるよう組合の設立や、コミュニティやパークレンジャーにとって理解と導入のしやすい、適切なモニタリング協定の設計も行います。
 
リベリア:ダイキンは、CIリベリアが西アフリカの東ニンバ自然保護区で実施するプロジェクトへの支援します。本プログラムは、西アフリカ・ギニア森林ホットスポットに生計を依存する現地の人々の暮らしと幸福を改善するための環境教育の推進と、東ニンバ自然保護区の保全の向上を目指しています。西アフリカでの最大の保全課題として、保護区の隣接地域に暮らす村落コミュニティの圧力を軽減するため、人々のニーズに応じた代替生計支援があります。CIが当地で実施する事業には、様々な経済的代替支援の開発を含みます。
 
 
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コンサベーション・インターナショナル (CI) について:
国際NGOコンサベーション・インターナショナル (CI) は、科学、パートナーシップ、実践活動を通じて自然環境を守ることにより、持続可能な社会づくりを目指しています。1987年に米ワシントンDCに設立。途上国を中心に世界30カ国に800名以上の職員を配し、1000以上のパートナー組織と協働しています。CIジャパンでは、気候変動や生物多様性に関する政策提言、企業連携、グローバルなフィールド事業を展開しています。詳細はwww.conservation.orgまたはFacebookTwitterをご参照ください。日本語の詳細はwww.conservation.or.jp またはTwitterをご参照ください。

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